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古き良き日本の家を、次世代へ


 

プロジェクトの想いと趣旨

 
 
岐阜県瑞浪市―
 
かつて陶磁業で栄えたこのまちに、築百年以上の古民家があります。
 
「古民家で、季節を感じながら日本の食を楽しめる場所をつくりたい」
そんな想いから、私たちは古民家を借り受け、日本料理のお店を開業しました。
その後も、近くの古民家を再生し、日本の良さを体感できる宿として蘇らせてきました。
 
しかし今も、多くの古い家が解体され、姿を消してしまったり、空き家のまま社会問題となることも少なくありません。

築100年を超える家は、日本の古き良き文化や伝統を今に伝える大切な存在です。
その価値が失われてしまうことに疑問を抱き、長い年月を経て静かに佇む家々に、新しい息吹を吹き込みたい――それが私たちの願いです。
 
この想いをより広げるために始まったのが、
「きん魚」料理人 永井敏人を中心とした
古民家守り人(まもりびと)」プロジェクトです。

東海地域で活動する古民家好きのコミュニティ「古民家plus」とタッグを組み、
古民家を守り、活かし、次世代へつなぐプラットフォームとして活動しています。
 
私たちは、ただ建物を修復するだけではなく、古き良き日本の家屋や庭に、未来へ受け継ぐ価値を丁寧に宿らせたいと考えています。

手を入れ、整え、磨くことで、家に流れる時間や人とのつながりを大切にしながら、少しずつ息を吹き返していく――それが私たちの使命です。
 
このプロジェクトを通して、古民家が人々の居場所となり、季節を感じ、日本の良き文化や伝統を楽しむ空間として生まれ変わること。
そして、ここで生まれる笑顔や出会いが、まち全体に優しい温もりを広げていくこと。
それが「古民家守り人」の目指す未来です。
私たちは、古き良き日本の家と文化を、次の世代へゆっくりと、丁寧につなげていきます。